バルトリン腺のう胞とは、腟の入口付近がピンポン球くらいに腫れてしまう病気です。通常痛みは伴いませんが、菌が感染すると強く痛み赤く腫れます。

バルトリン腺とは

バルトリン腺は、性行為を滑らかにするための粘液を分泌している器官です。バルトリン分泌液を皮膚表面にだす導管の一部が炎症などにより細くなり、液詰まりを起こしている状態がバルトリン腺のう胞です。

バルトリン腺のう胞の治療

バルトリン腺穿刺術
腫れてのう胞液が溜まっている部分に針を刺して溜まった粘液や膿を吸い出します。腫れがなくなり痛みも軽減します。すぐに行えます。穿刺した針穴はすぐに閉じるため多くの場合再発します。

バルトリン腺切開術

腫れて粘液や膿が溜まっている部分に切開を入れます。穿刺術よりも溜まっている膿をより確実に排出することができます。 処置時間は10分程度です。

バルトリン腺開窓術

腫れて粘液や膿が溜まっているのう胞壁の一部を楕円形に切除します。窓のように穴を開けることで、バルトリン腺内の粘液や膿を持続的に排出することができます。開窓術後は術後の状態確認のため、週に2回程度の通院を数週間していただきますので、遠方の方はご相談下さい。
また、再発の可能性があることをご了承ください。

開窓術は3cm以上くらいの大きさになっていないとできません。
開窓術は約15分の手術時間を要します。
※保険診療で行わせていただきますが、3割の自己負担金で20,000円程度の費用がかかります。
手術後は衣類の保護のため、当院にて履くオムツ1枚をご購入いただきます。

~治療を希望される方へ~

午前10時から10時半、午後4時半から5時の間に来院して頂ければ、できるだけ当日に治療ができるようにしております。 まずは電話(📞0561-63-6100)にお問合せ下さい。

尖圭コンジローマ治療

バルトリン腺のう胞とは、腟の入口付近がピンポン球くらいに腫れてしまう病気です。通常痛みは伴いませんが、菌が感染すると強く痛み赤く腫れます。

尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマはHPV感染によってできる良性の腫瘍です。外陰部にイボ状のできものを形成します。性感染症ということもあり、心理的負担が大きい疾患です。コンジローマが発生しやすい部位は性交渉によって接触する外陰部の特に腟と肛門の間、腟の入り口、腟壁、子宮腟部、肛門付近、尿道口付近です。

診断
ほとんどの場合は視診で診断しますが、判断に迷う場合はイボの一部を切りとり、顕微鏡による病理診断をおこないます。

尖圭コンジローマの治療

◆ベセルナクリーム療法(イミキモド)

塗り薬による治療です。御自身で塗っていただきます。局所の免疫力を活性化し、自己治癒力を高める作用を用いています。体へのダメージが少なく便利な薬である反面、はやく治したいと定められた以上の時間を塗りすぎると潰瘍にまでなる場合があるので注意が必要です。 ただし、膣内の病変、盛り上がりが強い病変、サイズが大きい病変を治すのには向いていません。

◆冷凍焼灼術

イボの表面を冷凍凝固し、周辺部分も含めた腫瘍組織を凍傷にして取り除くやり方です。この方法の利点は広い範囲にできること、ベセルナクリームを用いるよりも早く効果があらわれること、終わった後の出血がほとんどないことです。  欠点としては痛みが数日間残ります。早期であれば非常に有効な方法です。

当院は現金のほか以下の決済に対応しております。

各種クレジットカードが利用いただけます。
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