アフターピル(緊急避妊薬)
避妊に失敗した際、緊急的に避妊を希望される場合に処方されるお薬です。服用が早ければ早い程、
成功率は高くなります。 必ず避妊に成功するとは限りませんが、かなり高い確率で妊娠を阻害することができます。
副作用として、頭痛、吐き気、不正出血などが稀にみられることがあります。もし妊娠してしまった場合にも胎児に何らかの影響が出たという報告はありません。
当院で取り扱いのある処方は以下の2種類です。 価格は初診料・再診料込で税込みです。
レボノルゲストレル1.5mg錠 | 8,500円 |
ウリプリスタル酢酸エステル(Ella錠) | 9,900円 |
性行為後の経過時間 | 避妊成功率 | |
ノルレボ錠/レボノルゲストレル | ウリプリスタル酢酸エステル(Ella錠) | |
性行為後~24時間 | 99.0% | 99% |
24時間~48時間 | 98.0% | 99% |
48時間~72時間 | 97.0% | 99% |
72時間~96時間 | 75.0% | 98.9% |
96時間~120時間 | ー | 98.9% |
120時間以降 |
ー | 75.0% |
◆ ウリプリスタル酢酸エステル (Ella錠)
米国FDA(アメリカ食品医薬品局)では緊急避妊薬として認可されており、海外では主流の緊急避妊薬です。有効成分「ウリプリスタル酢酸エステル(黄体ホルモン)」は、子宮筋腫の治療薬としても使用されています。
※現在日本では未承認です。
アフターピルを内服した後は
- ・次の月経が来るまでは、しっかりとした避妊をお願いします。
- ・次の月経量が少なかったり、遅れたりした場合には、市販の妊娠検査薬で妊娠チェックをお願いします。できれば25mIUのものが好ましいです。
- ・妊娠を回避できた場合は、避妊についてしっかりと考えてみてください。
こんな方はご相談ください
- 性行為の際、避妊しなかった方
- 予期しない妊娠を避けたい方
- きちんと避妊できたか心配な方
月経移動
生理日はホルモン剤によってある程度コントロールすることができます。どうしても外せないイベントが生理の日程が重なってしまったときなどには、無理をせずに月経移動も視野に入れてみてください。
◆月経を早める場合
生理を予定日より早めたい場合は、早めたい生理の一つ前の生理が始まった時点(遅くとも生理5日目まで)にご来院ください。この方法のメリットは、予定の最中に薬を内服する必要がない事です。
◆月経を遅らせる場合
ずらしたい月経予定日の5日前からの内服が必要です。6日以上前にご来院ください。中用量ピルの方が確実ですが、吐き気や頭痛といった副作用が発現する可能性があります。
◆費用(初診料・再診料込)
黄体ホルモン使用の場合 | 4,400円 |
中用量ピル使用の場合 | 3,000円 |