日帰り無痛中絶手術

妊娠12週未満で中絶を希望される方に行っております。診察によって妊娠週数を確認し、術前検査(血液検査)を行ってから、手術日をご相談のうえで行います。

 人工妊娠中絶手術は妊娠22週未満と母体保護法で規定されており、それ以降は行うことはできません。当院では妊娠12週未満での初期中絶手術を行っております。(妊娠12週以降は中期中絶手術となり分娩可能施設での分娩と同じ状態での対応となります。)  当院院長は愛知県により指定された「母体保護法指定医」です。

※経口中絶薬「メフィーゴパック」厳重な出血管理が必要なため入院が必要です。当院では行なっておりません。
※12週を過ぎてしまったかもしれない子供を望まない妊娠中の方にも、どのような方法がとれるのかを母体保護法指定医としてご相談に応じます。悩んでいるようでしたら、ぜひ受診してください。

費用について

術前検査に15,000円かかります。(初診料・再診料・消費税込)

手術費用

8週未満 12万円
8-9週 14万円
10-11週 16万円

身体に優しい安心な手術方法

中絶手術の方法には、
・掻爬法
・吸引法
・手動吸引法(MVA法) の3種類があります。

このうち手動吸引法(MVA法)は金属を用いないため、
子宮内部に傷をつけない
子宮に穴があいてしまう子宮穿孔のリスクも少ない
使い捨ての器具を使うため感染症のリスクを最小限に抑えられる
と最も体に優しいとされ、WHOにも推奨されている世界基準の方法です。当院はこの手動吸引法(MVA法)を採用しています。

ソウハ(掻爬)法
・日本で一般的なため、日本では最も多い。 ・子宮穿孔の可能性が比較的高い。
自動吸引法(EVA法)
・ソウハ法よりも体への負担は少ない。 ・金属の器具を用いるため、子宮内膜に傷をつける恐れがある。
手動吸引法(MVA法)
・シリコン樹脂の使い捨て手術器具のため、衛生的に優れている。 ・身体的ダメージはもっとも残りにくい。 ・子宮内膜への損傷リスクが少ない。 ・日本で対応しているクリニックの数は少ない。

術前検査

超音波検査で胎児の週数を確かめたあとに血液検査と問診を行います。 血液検査の項目は貧血、クラミジアチェック、血液型、梅毒、B型/C型肝炎、HIV検査です。

クラミジア 将来的な不妊症の原因になるため、手術で子宮内に感染を広げない目的で行います。
クラミジア陽性の場合は別途治療を行います。
血液型 母体がRh(-)の場合、将来的に二度と妊娠ができなくなることがあります。 Rh(-)の血液型の場合、グロブリン注射(費用別)を行い、将来的な流死産や血液型不適合妊娠を予防します。

手術日の流れ

・前日夜より21時以降絶食です。
・鎮痛薬と胃薬を前日夕食時と起床時に内服してください。
・術後は麻酔の影響が残りますので、手術日当日は運転をしないでください。
・当日朝9時までにご来院ください。
・手術そのものは5分程度で、うとうとしている間に終了します。
・麻酔の影響が抜けるまで、2-3時間クリニック内で待機いただきます。
・昼前くらいに帰宅になります。

手術後生活の注意点

・翌日からの勤務や家事はハードでなければ可能です。
・手術後の薬は必ず内服してください。
・術後1週間程度は入浴はせずシャワー浴でお願いします。
・術後1週間検診は必ず受診してください。
・手術後に子宮が徐々に収縮してくるため、出血と軽い腹痛が2〜3週間程度続きます。正常な生体反応ですので、過度な心配は必要ありません。心配であれば術後健診時に医師にご確認ください。

中絶を繰り返さないために

生物的に男性は妊娠しません。しかし女性に産まれて100%の避妊法がない以上、どれだけ気をつけていても妊娠してしまうことはあります。妊娠を望まない人生の時期では、中絶を繰り返さないためにより確率の高い避妊法を、状況に応じて使い分けていく必要があります。どうか積極的にご相談ください。

中絶手術によくあるご質問

・パートナーに同意書がもらえません。
同意書がいただけない理由について、クリニックにご相談ください。状況に応じて対応させていただきます。

・麻酔の方法と手術時間について教えてください。
静脈麻酔でおこないます。点滴から眠くなるお薬を使います。手術時間は5分程度です。院内滞在時間のほとんどは麻酔から覚めるまでの体力回復のための時間です。

・手術時に付き添いはできますか?
院内での付き添いはお断りしています。もしご心配でしたら、指定した時刻に迎えに来ていただけるとありがたいです。


当院は現金のほか以下の決済に対応しております。

各種クレジットカードが利用いただけます。
休診 :木・土(午後)・日・祝日
電話受付:診療時間内
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